東京在住時代に沖縄に30回も来ていて、移住3年目なのに初めて「首里城」に行ってきました。
まぁ、それまでの来沖はスキューバダイビングがメインでして、海が荒れて出航できない時に行く候補として残しておいたものが、「首里城」でした。あと美ら海水族館とか。そしたらまさかの火災の悲劇になるとは・・・。
「首里城」の復興の現状としては消失した正殿の復元準備が整い、2022年11月3日から正殿復元工事が着工されました。正殿の復元は2026年(令和8年)を目標に復興の計画を進められているようです。
首里が実家の職場の人から「今行っても何もないよ」と言われましたが、復興してしまえば見えるものは一緒。復興の段階は今しか見られないので価値があると考えています。
そうそう、東京スカイツリーができる時も毎日通勤で通っていた「木場公園」から少しずつ高くなっていく様子を眺めていました。定期的に写真に撮っておいても良かったなぁと今では思っています。
そんなわけで、復興に向けて歩み出している「首里城」に向かったのでした。
ゆいレール首里駅で下車して徒歩15分くらいのところに入口があります。
途中どこが入口かわからなくなりましたが、ここから案内に従って進めば守礼門に辿り着きます。
守礼門は一部工事中のようですが、厳かな雰囲気がありますね。
ドキドキしながら門をくぐっていきました。
城壁高っ!
これだけ高ければ敵もなかなか登って来られまい。
ロッククライマーの人はこういうの見るとうずうずするのかなぁ。
守礼門を通るとまず目に入ってくるのは歓迎の意を成す「歓会門」です。
正殿に辿り着くには色々門があるんですねぇ。
今度は「瑞泉門」です。外国人の方々はソテツをバックに写真を撮られていました。
そして「瑞泉」という文字を見ると0.05秒で泡盛を連想してしまう酒飲みです。
城内から見る景色は絶景ですね。海も見えて気持ちが良いです。
順路に沿って進んでいくと、火災に耐えた「大龍柱」が展示されていました。
テレビで見たヤツだぁと一気に興奮度が上昇しました。
ガラス張りの展示室でお目にかかれます。
これが見られるのも今だけなのかな?
こんな風に向かい合う「大龍柱」は火災を耐え抜いたのですね。
なんか胸がジーンとしてきました。
こちらは「奉神門」です。
首里城正殿のある「御庭(うなー)」へ入る最後の門になります。
そしてこちらからは有料エリアとなります。
「奉神門」からすぐにある「原寸場」です。
こちらには既に正殿を建て直すのに必要な木材が搬入・加工がされていました。
これが正殿の柱になっていくんですねぇ。応援したい気持ちもだいぶ高鳴りました。
貴重なものを拝見し、今のうちに来て良かったなぁとしみじみと思いました。
なんか胸が押しつぶされそうな気持ちになります。ううっ。
展示場にはたくさんの方々の応援メッセージが掲げられていました。
順路も終盤です。「東(あがり)のアザナ」にやってきました。
沖縄では東を「あがり」と読み、西を「いり」と読みます。
太陽が東からあがって、西へいるということらしいです。
そういえば「西表(いりおもて)島」っていうのは本土の方でも知ってる方が多いと思います。
沖縄与那原町の「東浜」はあがりはまって言います。
でもソフトバンクホークスの「東浜」は沖縄出身者なのにひがしはま。
実にややこしい。
そして言うまでも無く、見える景色は絶景です。
というわけで復興に向けて着々と歩を進めている首里城でした。
火災のニュースを目にしたときはとてもショックで信じられませんでしたが、立ち直る姿をこの目に焼き付けていきたいと思いました。
沖縄移住したという縁もありますし、数ヶ月に1度くらいになるとは思いますが、復興の様子を追いに首里城に足を運ぼうと思います。
今日はここまで。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。