タオ島は、マレー半島とインドシナ半島に囲まれたシャム湾と呼ばれる閉鎖的な海域にあります。
そのため、他の海域ではなかなか見られない魚が群れになっていることがある一方で、普通見られる魚が全然いなかったりして、貴重な海を体験できました。
タオでは普通に見られるのですが他の海では珍しいハープコーラルです。サンゴが楽器のハープのような形状しているところからこのような呼び名になったらしいです。赤色の波長が吸収される水中でダイビング時はそんなにきれいには見えないのですが、ストロボ光を当てると赤色が出てとっても綺麗になります。
こちらも綺麗ですね。海の中はいろんな色があってずっと見ていられます。
カラフルといえばこちらも綺麗ですね。まさに自然の造形美。クリスマスツリーのような「イバラカンザシ」が密集しています。顕微鏡モードでマクロ撮影をするのも楽しいですよ。魚があまりいない時にはこういうのを撮影しています。
ツキチョウチョウウオの群れです。世界的にも珍しいらしいのですが、ここでは群れちゃってます。
顔の模様で目の位置がわかりにくいですねぇ~。
こちらはワヌケヤッコです。誰かさんがマヌケヤッコと言って、ガイドさんに訂正されていました。和名がつけられていますが、日本では見られません。綺麗な体色をしていますが、実は幼魚の方がもっと綺麗です。タテジマキンチャクダイもそうかもしれません。
イカに大接近しました。あまり近づくとスミをかけられそうなので、この辺で。
魚の上に透明なエビがたくさん乗っています。邪魔だなぁという魚の声が聞こえてきそうですね。
こちらはイソギンチャクカクレエビです。イソギンチャクを見るとだしたいこんな小さなエビがいますよ。透明な体にちょこちょこ施されている紫色が綺麗です。
イソギンチャクといえばやっぱりクマノミがいますよね。
ダイバーではジンベエザメや魚の数が多いことで知られているタオ島ですが、砂地でのマクロも色々楽しいのです。
ギンガハゼとエビの共生です。
日本で見られるハゼは警戒心が高く、近づくとすぐに砂地に引っ込んでしまいますが、タオ島のハゼは警戒心が薄く、こんな近くまで接近することができるんです。
この共生は動画でみてもとても楽しくてずっと見ていられます。
エビは一生懸命砂や泥を運んでギンガハゼに巣穴を提供し、一方のギンガハゼは巣穴周辺を見張って目が悪いエビに危険を知らせてくれるんです。
なのでエビは触角を常にハゼに当てられていて、ハゼが「危険だ」と感じたら触角を通じてエビに危険という知らせが伝達されるらしいです。
こんな光景をタオ島ではじっくり観察することができますよ。
今日はここまで。