沖縄移住したら絶対見たいと思っていた花の一つに「サガリバナ」というのがあります。
「サガリバナ」は日本では南西諸島に自生していて、6月~8月の夜間に開花し、翌日午前中には散ってしまうという短命で儚い一夜花ですが、とても上品で色鮮やかに咲き誇ります。
なので、夜間に鑑賞ツアーやライトアップをして名所となっているところがあるのです。私は宮古島にダイビング目的で行く度に夜の鑑賞ツアーに行こうと思うのですが、夕方から飲み出すと楽しくなってしまって、結局行けず終いになっていました。
私の住んでいる沖縄県北部の名護市では「真喜屋」というところが毎年ライトアップして「真喜屋モウカバナ鑑賞会」というイベントが開催されているようですが、今年はやはり中止でしょうねぇ。
名護では「サガリバナ」のことを「舞香花(もうかばな)」と呼ぶらしいのですが、近くに寄るとチョコレートのような甘い香りが漂ってきます。そのせいか、夜は蚊の数がハンパないです。
ライトアップされてなくても行ってみようかな、でも最近は雨続きでいつ降るかわからないしなぁ、等と思っていると出勤時にたまたま川辺に咲くサガリバナを発見しちゃったのです。その時はもう花は落下しちゃっていましたけど。
ということで、昨夜は雨が落ち着いた頃にご近所で「サガリバナ」を撮影していました。
真夜中の2時という時間に一人で撮影して完全に不審者に見られそうでドキドキです。
民家の犬に吠えられてビクッとなりましたが、こんなことで怯んでいてはいられない。
ちょうど川の対岸で夜中なのに大きい声で歌いながら歩いている酔っ払いっぽい人がいて、「アレよりはマシか」等とほっと胸を撫で下ろすのでした。
「サガリバナ」の付近ではチョコレートフレーバーが漂っていて気持ちがリラックスモードになります。しかしカメラの液晶の明かりにはたくさんの蚊が寄ってきてあちこち刺されてしまいました。
「サガリバナ」の花言葉は「幸運が訪れる」らしいです。確かに見ているだけで幸せになれそうな感じにしてくれます。なんか良いこと起きてくれるかなぁ。
淡いピンク色がとても綺麗です。花弁が4枚あって、たくさんあるのはおしべのようです。ちょっと触ってみたくなりますね。
ライト手持ちで撮影していますが、腕にも蚊がたくさん寄ってきます。全く勘弁して欲しいものです。でも綺麗な花を見ていると撮影をやめるわけにはいかないのです。
ちょっと寝て、朝の6時にもう一度来てみました。
明るいと撮影し易いですが、雰囲気は夜の方が好みです。
明るくなってから来てみると蚊やハチの数にビックリ!
そりゃあちこち刺されるなぁと思いました。虫も引きつけるような甘い香りがプンプンとしています。
綺麗に咲いていた花も朝にはこんな感じで落下してしまいます。
もう少し長く咲いていて欲しいですが、この儚さも魅力の一つなのかもしれませんね。
こんな風に撮影している間にも一つ、また一つと上からポトッと花ごと落下してきます。
落下してからこんな綺麗な状態でいられるのもあと数時間。 あぁ儚い。
夏の間は咲き続けると思いますので、沖縄に来られる機会があったら見に行って欲しいですね。那覇でも見られるところがあるようですので。
私はすぐ近所で撮影できるので、毎年ここに来てしまいそうです。
来年は真喜屋の鑑賞会も計画してみたいと思います。
今日はここまで。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。